ぶどうの果実

エセオタクが綴る、日々のまにまに

あずさ

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説明するまでもなく、中央線を走る特急の愛称。


かつては急行アルプスとともに中央線の都市間輸送を担っていたが、分割民営化直前のダイヤ改正でこのアルプスを統合し運転本数を大幅に拡大した。
他地域と違って新幹線が作られることもなく需要は安定して多いので、本数は減るどころか臨時列車はスジを立てることが難しいくらいだそうで。

とき・あさまでも使用されていた181系で運転を始めて、183系・E351系・E257系と様々な車両を投入して歴史を重ねてきた。

そして、あずさ運転開始以来の革命となりそうな新型車E353系がいよいよ12月23日から運転開始となる。
E353系は、古さの目立ってきたE351系の代替と中央線の車両統一による合理化を考慮して製造しているとされ、これが成し遂げられたあかつきには同一形式の新型車で運転されることになる。これで列車によって設備(位置やクオリティ)が違うなどの差がなくなる。

中央線新型特急車両 E353系の営業運転開始について(JR東日本 長野支社)
http://www.jreast.co.jp/nagano/pdf/171026.pdf

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長々と説明をしてきたが、中学生から社会人新人の頃まで南武線沿線に住んでいた身からすると、国鉄の幹線で一番身近だったのが中央線だった。

とりわけ、あずさは停車駅も限られ(アルプス統合前は、立川には全く止まらなかった)スピードも速く、私にとっては花形の存在だった。
それ故に乗れた時の喜びはひとしおで、その時は今までの人生の各々の句読点と言っても過言ではないものになっている。

 

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一番好きなところといえば、183(189)系。
正面に絵幕表示を備え長編成で走る光景は、かっこいいの一言で表現できる。
しかし、かつてはデジカメなどあるはずもなく記録する手段が少なく、デジカメが普及し私が入手できた頃には、すでに定期運転から外れる直前になっていた。
今、183系が好きな電車の最上位に君臨しているのは、こういう事情があったからなのかとこの記事を書きながら思っている。

 

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そんな183系をさんざん追い掛け回してきたが、いよいよこのE353系の登場で臨時のあずさからも撤退することが事実上決まったわけで、私の中のあずさの思い出はいよいよ記憶のものになっていくだろう。
特別な存在であったものが手からこぼれ落ちていくみたいで、正直寂しい。
あずさは変わらないけれど、私の中のあずさはいよいよその終焉を迎えるんだな…そう感じたニュースリリースなのでした。